少し観念的な話ですが、あらゆる分野のデザインは「記号」や「記号性」にあります。売れる商品は特別の記号があり、売れない商品には特別の記号がありません。これは国や自治体、観光地、繁華街、街並、企業、お店、商品などすべてに通じることです。ニーズや欲求は生命固有の反応ですが、今日では感情や感覚、あるいは知覚ですら利用者(消費者)の充実過程として対象商品(環境)にそれらを取り込まなくてはならない時代になりました。
今、利用者(消費者)は多くの情報を利用し、インダクション(帰納法的検証)を進める中で、最も満足できる領域のアブダクション(仮設形成)を行います。これは、チャールズ・サンダース・パースが現象学や記号学で提示した思考の応用です。
現代における消費推論は、単純なカテゴリー消費に留まらず利用者(消費者)の更なる「知」や「遊」を発見し、簡素化させ、固定化(慣習化)したり変化(非日常化)させたりする消費に変わりつつあります。このことは商品やサービスの新たな認識が今を満足するだけではなく、今を通過し未来につながる記号として理解されなくてはなりません。
これからのマーケティングにおけるコミュニケーション・デザインはイコニック・サイン(類似記号)やインデックス・サイン(指標記号)あるいはシンボル・サイン(象徴記号)が商品化と同時に計画される必要があるのです。これにより商品のもつ背後の連携や参照や特性などがじんわりと存在理由を示してくるのです。
今日の科学技術環境と経済環境におけるもう一つのニュー・アクシス(新基軸)をコミュニケーション・デザインという立場からご提案できると考えています。売れるものが売れないのではなく、売れる作法が大切なことを今一度お考えになってみてはいかがでしょうか。
実際の作業で推考・監査していく手法の一例を、タイトルで表記いたします。内容には触れませんので、分かりにくいかもしれませんが、企業ポリシー、商品・サービス等の特性や違い、気候風土や時代などによって多くの手法があることをご理解いただければ幸いです。
- 親しみが持てるニーズの新たなイコン(類似記号)・インデックス(指標記号)・シンボル(象徴記号)の設定
- 従来使用されている記号のリ・アブダクション(再構築・リニューアル)ストーリー
- 1テーマ同義語反復レトロダクションによる世界観
- 多テーマ1世界レトロダクションによる世界観
- メッセージ(コピー)のアブダクション・ストーリー
- ナンバー・アラカルト(数)による世界観
- 黄金律“(√5)-1:2”図形システムによる世界観
- パースペクティブ・インデックス・インパクト(透視図指標)による記号世界
- アンチ・フィジックス(反物理学)による世界観
- レトリック・ワールド(比喩の世界観・特にメタファー[隠喩])
- トラディショナル・ミックス(伝統・様式の混合=習合)による世界観
- リミテッド・エディション(限定デザイン)
- オンリー・ワン・カスタム(限定デザイン)
などテーマに合った手法を通じて親和力を強化していく記号の構築を行います。
コミュニケーション内容やテーマにより、ご相談申しながらご提案いたします。また、プロジェクト監査・社内ワークス監査もお受けいたします。付帯するマーケティングやテスティング、サンプリング、構造解析、専門家起用などに関して必要であれば随時ご相談してまいります。基本業務は6カ月単位としておりますが、内容に応じて対応させていただきます。






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